◆聞き慣れない言葉ばかり?

新聞販売業界で使われている専門用語ついて解説します。一般には聞き慣れない言葉ばかりですよね? これから新聞販売店でお仕事をしようと思っている方は、知っておくと便利ですよ。

●【お店】編

専売店:専属販売店の略。特定の新聞社とのみ販売・配達の契約を交わしている新聞販売店のこと。

合配店:その地域で発行される、ほぼすべての新聞を扱っている新聞販売店のこと。ほぼ独占的に新聞の販売・配達をしている。

複合店:2紙以上の新聞を扱っている新聞販売店のこと。合配店とは違い、営業エリア内に競合する他紙の販売店がある。

委 託:自社の専売店が少ないか持っていないため、他紙販売店に販売・配達の委託をすること。

●【新聞】編

折り込み:新聞に広告を入れることをいうが、広告・チラシそのものを指して「折り込み」ともいう。

統合版:夕刊のない地域で、前日の夕刊(に掲載される記事)と当日の朝刊の早版(本社から遠く、輸送に時間がかかる地域に届ける新聞)をあわせた形で発行されるもの。朝刊と夕刊があるのはセット版。

増 刷:日曜版・高校野球特集・進学特集等の、新聞本体と別に刷られ折り込まれる新聞のこと。増ページ、別刷ともいう。

●【働く人】編

専 業:新聞販売店の従業員のこと。通常、配達・営業・集金の三業務を行う。

奨学生:新聞各社による奨学金制度利用して、大学や予備校などに通いながら、おもに新聞の配達業務を行う学生のこと。

臨 配:臨時配達員の略。店で人手が足りなくなった時のピンチヒッターとして、一時的に配達に従事する専門職。いわば配達のプロ。

専 拡:専属拡張員の略。店が独自に雇う専属の営業員と、拡張団から派遣される拡張員の2種類ある。基本的に営業業務専門。

●【配達業務】編

順路帳:新聞を配達する順に、読者名・購読紙名・契約期間等を書き込んだ台帳のこと。順路記号は配達順路を簡単に表記した記号。地図がなくても記号を理解できれば配達ができる。順路取りは配達をする家を順路帳を見ながら実際に回って確認していく作業。

空回り:順路を取った後、順路を覚えるため一人で区域を回る確認作業のこと。

代 配:本来の配達員の代わりに新聞を配達すること。代配員はその人のこと。

誤 配:契約している新聞とは違うものを間違って配達すること。または契約していない家に間違って配達すること。

不 着:配達もれ。配達員のミスによる場合が多いが、盗難の場合もある。不配ともいう。

未 着:通常配達されるべき時間までに配達されていないこと。

欠 配:配達員が無断で配達業務を休むこと。

●【営業】編

カード:契約のこと。契約書のことをいうが、「契約」の意味として通じる。カード料は契約を取ってきた者に支払われる報酬。インセンティブ。契約をとってくることは「カードをあげる」。

起こし:過去に新聞を購読していた読者で、現在は他社の新聞を購読している人や、新聞を購読していない人と契約すること。また、契約終了後に他社との購読契約をすでにしている読者の、その他社の契約期間終了後にまた購読契約を取ることを先起こしという。

縛 り:現在の契約期間の延長をすること。現在の契約の期間延長(縛ってある)のさらに先の契約期間延長をするのは先縛り。

新 勧:新規勧誘の略。「起こし」や「縛り」でない新規に獲得した読者のこと。またはその月から新聞を購読開始した読者の総称。

現 読:現在新聞を購読している読者のこと。過去読は過去に新聞を購読していた人、無読は新聞をまったく購読していない人のこと。

 S :購読料無料サービスのこと。 月の途中から購読をはじめた場合、その月はサービス(無料)になる場合がある。

拡 張:新聞購読の勧誘をすること。セールス。拡張員はそれを生業とする人。拡張団は拡張業務を代行する会社。

拡 材:拡張材料の略で、洗剤やタオルなどの景品のこと。

●【その他】編

折込機:折り込み広告を1枚ずつ束ねてくれる機械。折込機ですべての折り込みを一度に処理できたときは、1回戦。それ以上かかった時は2回戦、3回戦…と数える。

休刊日:一般的に、毎月第2月曜日の朝刊休刊日を指す。正確には、その前日の新聞製作が休みの日のことをいう。国政選挙などの大行事が予定されている時は休刊日の日程を調整したり、設定しない月もある。